ドイツ連邦統計局が16日発表した1月の卸売物価指数は前年同月比2.0%増となり、2カ月ぶりに上げ幅が拡大した。鉱石・金属が最大の押し上げ要因で5.6%上昇。化学製品とスクラップ・リサイクル材料もそれぞれ9.2%増、9.0%増と大きく上昇した。主要製品ではこのほか、牛乳・乳製品・卵・食用油脂(+7.5%)で上げ幅が大きかった。
石炭・石油製品は0.8%増と小幅な伸びにとどまった。穀物・葉たばこ・種子・飼料は1.9%増。コーヒー・茶・カカオ・香辛料(−9.3%)と家畜・ペット(−7.1%)は大きく落ち込んだ。
1月の卸売物価指数は前月比では0.9%増と大きく上昇した。上昇は2カ月ぶり。最大の押し上げ要因は鉱石・金属で、前月を2.0%上回った。スクラップ・リサイクル材料(+3.7%)、化学製品(+2.1%)、石炭・石油製品(+1.8%)も上げ幅が大きかった。家畜・ペット(−2.0%)とコーヒー・茶・カカオ・香辛料(−1.4%)は下落した。