米税制改革が追い風に、ドイツテレコムの純利益30%拡大

電気通信大手のドイツテレコムが22日発表した2017年12月期決算の純利益は前期比29.4%増の34億6,100万ユーロと大幅に拡大した。米法人税改革を受けて評価益17億ユーロを計上したことが大きい。営業利益(EBITDA、調整済み)は3.8%増の222億3,000万ユーロと小幅な伸びにとどまった。売上高は2.5%増の749億4,700万ユーロで、国外売上比率は前期の66.3%から67.2%へと上昇した。

2018年12月期はEBITDA(同)で4%増の約232億ユーロ、企業が自由に使える資金であるフリーキャッシュフローで12%増の約62億ユーロを見込む。