インフレ率がやや低下、6月は2.1％に

ドイツ連邦統計局が28日発表した6月の消費者物価指数（速報値）は前年同月比で2.1％増加した。上げ幅は前月の同2.2％をやや下回ったものの、欧州連合（EU）が適正水準とする2％弱を2カ月連続で上回った。

物価を強く押し上げたのはエネルギーで、上げ幅は前月の5.1％から6.4％へと拡大した。食料品は前月の同3.5％から3.4％に低下したものの、上昇率は依然として大きい。物価に占める比重が52％に上るサービスの上昇率は前月の1.9％から1.5％へと低下した。

消費者物価は前月比では0.1％増と小幅な伸びにとどまった。

欧州連合（EU）基準のインフレ率は前年同月比が2.1％、前月比が0.1％だった。