降圧剤をEU全域で回収、中国製有効成分に発がん物質混入の疑い

連邦医薬品・医療機器審査局(BfArM)は4日、「バルサルタン」を有効成分とする降圧剤が欧州連合(EU)全域で部分回収されることを明らかにした。中国の医薬品メーカー浙江華海薬業が製造した同有効成分に発がん性物質「N-ニトロソジメチルアミン」が含まれている恐れがあるためで、EUと加盟国の当局は今後、同発がん物質が本当に混入しているのかや、混入しているとすればどの程度の濃度なのかを調査。また、類似の有効成分を含む医薬品にも同発がん物質が混入していないかを調べる。

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