機械受注、5月は1%減に

ドイツ機械工業連盟(VDMA)が5日発表した独業界の5月の新規受注高は前年同月比で実質1%減少し、2カ月ぶりに縮小した。VDMAの主任エコノミストは昨年下半期から受注の大幅拡大が続いたことからその反動が出ていると指摘。また、工場稼働率が90%を超えていることなどを挙げて、業界の景気は好調だとの見方を示した。

5月の新規受注の足を引っ張ったのはユーロ圏(ドイツを除く)で、前年同月を11%下回った。国内は1%、ユーロ圏外は2%増加した。

特殊要因による統計上のブレが小さい3カ月単位の比較をみると、3〜5月は前年同期を実質2%上回った。国内が7%、ユーロ圏外が1%の幅で増加。ユーロ圏は5%落ち込んだ。