自動車大手の独フォルクスワーゲン(VW)は12日、VWブランドの新小型SUV「Tクロス」をスペイン北西部のナバラ州にある工場で生産すると発表した。これに伴い同工場の生産能力を従来の24万4,000台から35万台へと拡大する。
ナバラ工場では1984年の開設以降、もっぱら小型車「ポロ」を生産してきた。今年末からはTクロスを追加。同工場は初めて2種類のモデルを手がけることになる。ポロとTクロスはプラットホームを共有している。
SUVは世界的に需要が急増していることから、各社はモデルを拡充している。VWによると、欧州の小型SUV市場規模は今後10年で約2倍に拡大する見通しだ。