化学大手の独BASFは19日、3Dプリンター用ソフトの有力企業であるベルギーのマテリアライズに2,500万ドルを出資すると発表した。両社の協力関係を強化して3Dプリントソフトと材料の開発、商品化を加速。製品の幅の拡充やコスト削減効果を求める産業顧客のニーズに応える考えだ。出資比率は明らかにしていない。
両社は3Dプリンター向け材料とソフトの改良に向けて協業してきた。今後はさらに、BASFが開発した材料を系統的かつ大規模にマテリアライズに提供。マテリアライズが持つ3Dプリント大型施設でテストを行い改良を加速する。
マテリアライズは1990年に創業した3Dプリント産業のパイオニア企業。ソフト製品や3Dプリントサービスを提供している。