第2四半期GDPは内需主導、在庫調整が最大の押し上げ要因に

ドイツ連邦統計局は24日、2018年4-6月期(第2四半期)の国内総生産(GDP)統計の詳細を発表した。それによると、前期比の実質成長率(物価・季節要因・営業日数調整値)は0.5%で、速報値と変わらなかった。成長をけん引したのは内需で0.9増加。輸出は0.7%、輸入は1.7%の幅でそれぞれ増加し、マイナスとなった前期からともに拡大へと転じた。

内需では政府最終消費支出と建設投資が0.6%増加。民間最終消費支出(個人消費)と設備投資も0.3%伸びた。

GDP成長率0.5%に対する項目別の寄与度をみると、内需が0.8ポイントに上ったのに対し、外需はマイナス0.4ポイントと足かせになった。外需が落ち込んだのは輸出の伸びが輸入を下回ったため。内需では在庫調整等が最大の押し上げ要因で、0.4ポイントに上った。民間最終消費支出は0.2ポイントで、3四半期連続で成長率の押し上げに寄与した。建設投資は0.1ポイント、設備投資は横ばいだった。

就労者1人当たりのGDP成長率は0.3%で、GDP成長率(0.5%)を下回った。また、就労1時間当たりのGDPは0.7%減となり、2四半期連続で落ち込んだ。

上部へスクロール