ドイツ銀が英から独に資産移管

ドイツ銀行が英ロンドンの支店で管理する資産の大部分を独フランクフルトの本社に移管する。英『フィナンシャル・タイムズ(FT)』紙が17日報じ、同行が追認したもので、広報担当者は欧州中央銀行(ECB)の要求に基づく措置だと説明した。移管決定は昨年、下したとしている。

FT紙によると、ドイツ銀はロンドン支店で管理する資産6,000億ユーロのおよそ4分の3をフランクフルトに移管する。移管に要する時間は3〜5年ないしそれ以上の可能性があるという。

ECBの要求の背景には、監督下の銀行が英国のEU離脱後も巨額の資産を同国の拠点で管理し続けると、監督業務に支障が出かねないという事情がある。

上部へスクロール