シーメンスが独の人員削減規模を縮小

電機大手のシーメンスは24日、火力発電(PG)と駆動装置(PD)の再編計画でドイツの従業員代表と合意したと発表した。閉鎖予定だったPG部門のゲルリッツ工場などを存続させることにしたため、同国の人員削減規模が当初計画の3,400人から2,900人へと縮小されるとしている。PG部門のコストを世界全体で年5億ユーロ圧縮するとした目標は据え置いた。ライプチヒ工場については売却先を模索する。

同社は昨年11月、PG、PD部門の人員削減計画を打ち出した。市場が低迷し回復の見通しも立たないためで、世界全体で約6,900人を整理。そのうち半分をドイツで実施するとしていた。

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