自動車大手の独フォルクスワーゲン(VW)グループは29日、自動運転電気自動車(EV)を用いた配車サービスで米インテル傘下の半導体メーカー、モービルアイおよびイスラエルの輸入・販売代理店チャンピオン・モーターズと協業すると発表した。来年からサービスの開発を開始し、2022年に市場投入する計画だ。イスラエル政府の支援を受けることになっている。
合弁会社をイスラエルに設立して同サービスの開発・実用化を目指す。VWは車両と移動サービスのノウハウ、モービルアイはハードとソフト、地図データを含む自動運転システムをそれぞれ持ち寄り、チャンピオン・モーターズは車両の管理とコントロールセンターの運営を引き受ける。イスラエル政府は◇法律・規制◇同サービスに必要なインフラと交通データの利用◇必要に応じたインフラへのアクセス――の3点で支援を行う。