ドイツ連邦統計局が30日発表した10月の消費者物価指数(速報値)は前年同月比2.5%増となり、上げ幅(インフレ率)は2008年9月以来の高水準に達した。インフレ率が2%台を記録するのは6カ月連続。
物価を最も強く押し上げたのはエネルギーで、上げ幅は前月の7.7%から8.9%へと拡大した。食料品は前月の同2.8%から1.9%へと低下。全体を押し下げた。物価に占める比重が52%に上るサービスの上昇率は1.8%にとどまったものの、前月の1.5%を0.3ポイント上回った。
消費者物価は前月比では0.2%上昇した。
欧州連合(EU)基準のインフレ率は前年同月比が2.4%、前月比が0.1%だった。