ドイツ機械工業連盟(VDMA)が5日発表した独業界の9月の新規受注高は前年同月比で実質横ばいとなり、3カ月続いた拡大にストップがかかった。通商摩擦など国際的なリスク要因を受けて景気の先行き懸念が強まったためで、国外受注が2%減少。全体を押し下げた。国内は6%増加した。
国外ではユーロ圏外が2%、ユーロ圏が1%の幅で落ち込んだ。
特殊要因による統計上のブレが小さい3カ月単位の比較をみると、7〜9月の新規受注高は前年同期を実質3%上回った。国内が8%、国外が1%の幅で増加。国外の内訳はユーロ圏が3%増、ユーロ圏外が1%増だった。