コメ銀が47%の営業減益に

独コメルツ銀行が8日発表した2018年7-9月期(第3四半期)決算の営業利益は前期比47%減の3億3,100万ユーロと大幅に落ち込んだ。比較対象の17年第3四半期は本社ビル「コメルツ銀行タワー」と独カード決済サービス最大手コンカルディスの保有株売却などで水準が大きく押し上げられており、その反動が出た格好。純利益は53%減って2億1,800万ユーロとなった。9月末時点の狭義の中核自己資本比率(CET1比率)は13.2%で、前期末(6月末)の13.0%から0.2ポイント上昇した。

同行はリテール部門の顧客数を20年末までには200万人増やすキャンペーンを16年10月に開始した。今年第3四半期は11万7,000人増加しており、累計の純増数は90万人に到達。年末までに同100万人を達成するという中間目標は実現の見通しが高まっている。