VWが韓SKIからもセル調達

自動車大手の独フォルクスワーゲン(VW)は13日、韓SKイノベーション(SKI)を車載電池セルの戦略サプライヤーに指名したと発表した。VWはすでにLG化学、サムスン、CATLからセルの供給を受けることになっており、SKIは4社目。来年から本格化する電気自動車(EV)の生産に必要なセルをグローバルに長期安定調達するために調達先を分散する。

VWは2025年までに新規EV50モデルの市場投入を計画している。これに伴い必要となるセルの容量は同年までに年150ギガワット時を超える見通し。これは少なくとも巨大セル工場4カ所分に相当する規模であることから、同社はサプライヤーを分散しリスクを軽減する。

SKIは19年から欧州、22年から北米でVW向けにセルの供給を開始する。欧州ではLG化学とサムスンもVWへの供給を行う。中国ではCATLがVW向けのセル供給を19年から一手に引き受ける。

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