BASFが上海に抗酸化剤工場開設

化学大手の独BASFは23日、上海化学工業区で抗酸化剤工場の竣工式を行った。アジアは世界最大の抗酸化剤市場であるうえ、中長期的に高い成長が見込まれることから、同市場の65%を占める中国に新工場を開設した。

新工場では樹脂添加剤として用いられる抗酸化剤を生産する。年産能力は4万2,000トン。今回は第一弾として粉体混合や液状酸化防止剤の施設を開設した。

ほぼすべてのポリマー材料は製造・加工の過程で熱にさらされ酸化劣化することから、それを防ぐために酸化防止剤が添加されている。

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