自動車部品大手の独ボッシュは6日、インド工科大学マドラス校(IITM)内に人工知能(AI)の研究拠点「ロバート・ボッシュ・データサイエンス・アンド・アーティフィシャル・インテリジェンス」を開設した。現地の産官学の関係者と共同でデータサイエンスとAIの基礎研究を学際的に行う。5年間で総額250万ユーロを投資する。
同社はAI分野の研究開発力を強化している。自動運転やIoTのカギを握る技術であるためだ。1月末の決算発表ではAI技術者を2021年までに現在の4倍の4,000人に拡大する方針を打ち出した。
ボッシュはAI分野の研究機関としてすでに人工知能センター(BCAI)を運営している。BCAIは現在、世界4カ所にあり、そのうちの1つはインドのバンガロールに置かれている。残り3拠点は独レニンゲン、米サニーベール、ピッツバーグにある。