機械業界受注、1月は9%減に

ドイツ機械工業連盟(VDMA)が8日発表した独業界の1月の新規受注高は前年同月を実質9%下回った。減少は2カ月連続。ユーロ圏(ドイツを除く)からの受注が、好調だった前月の反動で22%縮小。国内とユーロ圏外もそれぞれ9%、6%落ち込んだ。

特殊要因による統計上のブレが小さい3カ月単位の比較でみても、11~1月は前年同期を実質6%下回った。すべての地域で減少。減少幅はユーロ圏外で7%、国内で6%、ユーロ圏で2%に上った。

VDMAのエコノミストは、景気が低迷していることを指摘するとともに、通商摩擦や英国の欧州連合(EU)離脱をめぐる混迷といったリスク要因の影響が強まっていると述べた。

上部へスクロール