自動車大手のフォルクスワーゲン(VW)は19日、同社と第一汽車の中国合弁である一汽大衆と共同でコネクテッドカー向けデジタルサービスの開発会社モバイル・オンライン・サービシズ・インテリジェント(MOSI)を設立すると発表した。投資額は両社合わせて約1億2,100万ユーロ。出資比率は明らかにしていない。
上半期中にもIT産業が盛んな四川省成都に新会社を設立して、VWのコネクテッドカー向けにサービスを開発する。年末に発売する一汽大衆のモデルから同サービスを利用できるようにする計画だ。
VWはMOSIを、データを利用した新しいビジネスモデルの中国におけるコンピテンスセンターとすることも計画している。顧客各人のニーズにマッチしたサービスを提供できるようにする考えだ。