長距離バスのフリックスブスがウーバーと提携、ドアツードアのサービ スを実現

長距離バス独最大手のフリックスブスは21日、配車大手の米ウーバーと業務提携すると発表した。ウーバーがドイツに持つ事業網を活用してフリックスブスの乗客にドアツードアの輸送サービスを提供する。22日付で同サービスを開始した。

フリックスブスは長距離バス・鉄道事業を展開している。公共交通機関であるため、乗客はこれまで、最寄りの停留所・駅まで自家用車や他の交通機関を用いて移動しなければならなかった。ウーバーと提携することで、移動の際の最初と最後の区間であるファーストマイルとラストマイルでも移動サービスを提供できるようになった。

同サービスを利用できるのはベルリン、ミュンヘン、フランクフルト、デュッセルドルフの4都市。ウーバーがドイツで事業を展開するのはこれら4都市に限られるため、他の都市では当面、利用できない。

ドイツでは乗合サービス欧州最大手の仏ブラブラカーが長距離バスと連動した乗合サービスを近く開始する予定。フリックスブスはウーバーと手を組んでこれに対抗する意向だ。

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