フォードの独ザールルイ工場、C-MAXの生産停止へ

自動車大手の米フォードは3月29日、独ザールルイ工場におけるミニバン「C-MAX」の生産を停止すると発表した。欧州事業の再建に向けた措置の一環。同工場での生産車種は今後、コンパクトカー「フォーカス」に絞り込む。

C-MAXは人気が低迷していることから、6月末で生産を打ち切る。これに伴い同工場の夜間生産シフトを廃止。3シフトから2シフト体制へと改める。

フォードの欧州事業は不振で、2012年から18年の赤字は計24億ユーロに達した。業績改善に向けて組織を再編する意向で、ロシアでの乗用車生産・販売事業から撤退。ドイツでは従業員2万4,000人のうち最大5,000人を整理する。

上部へスクロール