機械業界受注3カ月連続減少、2月は-10%に

ドイツ機械工業連盟(VDMA)が3日発表した独業界の2月の新規受注高は前年同月を実質10%下回った。減少は3カ月連続。国外が16%落ち込んで足を強く引っ張った格好。VDMAのチーフエコノミストは「機械業界の景気は弱まっている。多くの政治的な重荷が特に国際事業に影響をもたらしている」と述べた。

国外受注はユーロ圏で14%、ユーロ圏外で16%減少した。国内は2%増加したものの、「自動車業界の構造転換」などのマイナス要因が強くなっているという。

特殊要因による統計上のブレが小さい3カ月単位の比較でみても、12~2月は前年同期を実質10%下回った。国内が2%、国外が13%の幅で縮小。ユーロ圏は19%も落ち込んだ。ユーロ圏外は11%減だった。