モバイルバンキングのN26、近く米市場参入

モバイルバンキングの独N26 は今後8〜12週間をめどに米国市場へと参入する計画だ。ファレンティン・シュタルフ社長が日曜版『フランクフルター・アルゲマイネ(FAS)』紙に明らかにした。

N26は2013年設立のフィンテックで、15年1月に振替口座サービスを開始した。顧客はスマホアプリの操作だけで同社に振替口座を開設できる。口座管理手数料や引き出し料金が一切かからないことから、顧客数は急速に増えている。すでに欧州24カ国に進出しており、顧客数は昨年1年間で3倍の230万人強へと拡大した。

米市場進出は1年半をかけて準備してきた。同国事業の携わるスタッフは現在60人に上る。米国にはN26 のような事業を手がける企業が存在しないことから、現地顧客を数年で数百万人、獲得できるとみている。