8月インフレ率1.4%に下落、エネルギーの上げ幅縮小響く

ドイツ連邦統計局が29日発表した8月の消費者物価指数(速報値)は前年同月比1.4%増となり、上げ幅(インフレ率)は前月の同1.7%から縮小した。インフレ率の低下は3カ月ぶり。エネルギーの上げ幅が前月の2.4%から0.6%へと大幅に狭まったことが響いた。食料品の上げ幅は2.1%から2.7%へと上昇したものの、物品全体では同1.8%から1.3%へと縮小した。サービスは1.6%増となり、上昇率は前月の1.5%をやや上回った。

前月比のインフレ率はマイナス0.2%となり、6カ月続いた拡大にストップがかかった。前月はプラス0.5%だった。

欧州連合(EU)基準のインフレ率は前年同月比が1.0%、前月比がマイナス0.1%だった。

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