ドイツ連邦統計局が13日発表した8月の卸売物価指数は前年同月を1.1%下回り、3年来(2016年8月以来)の大きな下落となった。低下は2カ月連続。最大の押し下げ要因は石油製品で、下げ幅は前月の3.1%から6.1%へと拡大した。このほか、スクラップ・リサイクル材料(−10.0%)、穀物粉・葉たばこ・種子・飼料(−9.0%)、コンピューター・周辺機器・ソフトウエア(−6.3%)で大きく低下した。家畜・ペット(+13.7%)、食肉・肉製品(+5.4%)は大幅に上昇した。
8月の卸売物価は前月比でも0.8%落ち込んだ。下落は3カ月連続。