ドイツ機械工業連盟(VDMA)が4日発表した独業界の8月の新規受注高は前年同月を実質17%下回り、下落幅は前月の同3%から大幅に拡大した。2ケタ減となるのは4カ月ぶり。VDMAのエコノミストは、機械業界の先行き懸念が強いことを踏まえ、受注回復の兆しはないと断言した。
国内受注が12%、国外が同19%の幅で落ち込んだ。国外ではユーロ圏外が21%下落。ユーロ圏は14%減だった。
新規受注を特殊要因による統計上のブレが小さい3カ月単位の比較でみると、6〜8月は前年同期を実質8%割り込んだ。国内が11%、国外が7%減少。国外の内訳はユーロ圏が6%減、ユーロ圏外が7%減だった。