ドイツ連邦統計局が11日発表した10月の卸売物価指数は前年同月を2.3%下回り、3年5カ月来(2016年5月以来)の大きな下落となった。低下は4カ月連続。最大の押し下げ要因は石油製品で、下げ幅は前月の11.0%から13.7%へと拡大した。このほか、スクラップ・リサイクル材料(−18.7%)、穀物粉・葉たばこ・種子・飼料(−10.9%)、コンピューター・周辺機器・ソフトウエア(−6.5%)で大きく低下した。家畜・ペット(+20.9%)、食肉・肉製品(+5.8%)は大幅に上昇した。
10月の卸売物価は前月比でも0.1%落ち込んだ。下落は5カ月連続。