ティッセンが人員削減、自動車業界向け生産設備部門で

鉄鋼系複合企業の独ティッセンクルップは20日、自動車業界向けの生産設備を手がけるシステム・エンジニアリング部門で人員削減に踏み切る方針を明らかにした。不採算事業を見直す措置の一環。同部門の独従業員(3,500人)の2割弱に当たる約640人を整理する。今後の成長が見込まれる電動車、デジタル化、サービス分野では向こう2年で合わせて約100人を新規採用する予定だ。

人員削減の規模が最も大きいのはブレーメンの拠点で、300人が対象となる。同部門の統括責任者は、競争力と利益を再び確保するためにはメス入れが避けられないと述べ、理解を求めた。

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