大和エナジー・インフラは5日、独投資会社アクリラ・キャピタル・ホールディングと戦略的提携を行うと発表した。アクリラ株40%を取得するとともに、再生可能エネルギー分野の投資を加速する。出資額は明らかにしていない。
アクリラは再生エネを中心とした資産を投資対象とする2011年設立の企業で、ハンブルクに本社を置く。世界12カ国の13拠点で300人強が勤務。グループ全体で約95億ユーロの資産を運営・管理している。
大和エナジー・インフラは今回の提携をテコに、巨大な再生エネ市場を持つ欧州で事業展開を加速させる。また、売電事業者と需要者が直接締結する電気の売買契約であるPPAについて欧州市場の知見を獲得する。さらに、日本・アジアにおけるサスティナブルな現物資産への投資ニーズの高まりをとらえることで、当該分野で実績を持つアクアが投資家に優良な投資機会を提供することをサポートしていく。