農業化学大手の独バイエルは10日、作物の交配と遺伝子編集分野で仏バイオ企業マイオゲニックス(Meiogenix)と協業すると発表した。マイオゲニックスが持つ技術を共同開発へと切り替え、時代のニーズに見合った品種を開発していく。
現代社会は人口爆発や地球温暖化など人類の生存を脅かす重大な危機に直面している。こうした課題に対応した農作物を速やかに開発することの意義は大きく、両社は◇栄養価が高い◇病害・害虫に強い◇収穫量が多い——といった特性を持つ品種を開発していく考えだ。交配時の染色体の組み合わせを調整するマイオゲニックスの技術を活用する。