自動車業界の先行き見通し大幅改善

Ifo経済研究所は2日、独自動車業界の先行き見通しが大幅に改善していることを明らかにした。今後6カ月の見通しを示す期待指数(業績「改善」を予想する企業の割合から「悪化」を予想する企業の割合を引いた数値=DI)は前月のマイナス11.9ポイントからプラス27.7ポイントへと上昇。7カ月ぶりにプラスの領域へと戻った。

現状判断を示す指数はマイナス81.8ポイント。前月のマイナス85.6ポイントからやや改善したものの、状況は依然として厳しい。雇用計画に関する指数はマイナス54.4ポイントとなり、前月のマイナス50.5ポイントから悪化した。

新規受注に関する指数はプラス52.2ポイントとなり、前月のマイナス80.6ポイントから132.8ポイント改善した。改善幅は統計を開始した1991年以降で最大だ。受注残高に関する指数もマイナス65.7ポイントからプラス15.2ポイントへと上昇し、13カ月ぶりにプラスの領域に戻った。生産見通しに関する指数は前月のプラス23.5ポイントからプラス50.0ポイントへと増加し、2カ月連続で改善。輸出見通しに関する指数もマイナス8.7ポイントからプラス16.8ポイントへと上昇した。

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