ラライアンエアがデュッセルドルフ空港から撤退

格安航空(LCC)欧州最大手のライアンエアは10日、独デュッセルドルフ空港発着便の運航を冬ダイヤの始まる10月25日から全面的に停止し、同空港の拠点を閉鎖すると発表した。同社は空港使用料金が高いほか、新型コロナ危機で経営が悪化した競合の独ルフトハンザが政府の出資支援を受けていることを指摘したうえで、新型コロナ危機で需要が大幅に減少したなかで顧客を獲得するためにチケット料金を引き下げると、利益を確保できなくなると理由を説明した。ライアンエアは独シュツットガルト空港の拠点も先ごろ閉鎖した。

デュッセルドルフ撤退に伴い約200人の雇用が失われることになる。可能であれば2021年夏ダイヤから同空港に再進出したいとしている。