Ifo経済研究所が27日に発表した独製造業の10月の輸出期待指数(DI)は前月の10.3ポイントから6.6ポイントへ減少した。同指数の低下は2カ月ぶり。フュスト所長は「新型コロナウイルス感染者数の世界的な増加は輸出産業の懸念を強めている」と述べた。
Ifoは月例の企業景況感指数調査の一環でメーカー約2,300社を対象に今後3カ月の輸出見通しを質問。メーカーは「増加する」「横ばい」「減少する」のなかから1つを選んで回答する。「増加」回答の割合から「減少」回答の割合を引いた数が輸出期待指数となる。
10月は食品・飲料と繊維・医療品業界で輸出減を見込む企業が多かった。一方、電子・光学機器は輸出増を予想する企業が大きく増加。化学も輸出増との回答が輸出減を上回った。