自動車大手の独フォルクスワーゲン(VW)が2019年に市場投入した「ゴルフ8」のリコール(無料の回収・修理)を行うことが12日、明かになった。『フランクフルター・アルゲマイネ(FAZ)』紙が報じ、同社が追認したもので、ソフトウエアに不具合がある。
リコールの対象となるのは昨年7月までに生産した全車両で5万6,000台。インフォテイメントシステムとタッチスクリーンの反応が悪いほか、バックカメラや駐車アシストなど運転支援機能に問題がある。FAZ紙によると、プラットホームを共有する姉妹ブランド、アウディの「A3」でも問題が起きている。ゴルフ8と似たシステムを採用するVWの電気自動車(EV)専用モデル「ID.3」には問題がないという。