卸売物価の下落に歯止め、1月は横ばいに

ドイツ連邦統計局が11日発表した1月の卸売物価指数(2015年=100)は前年同月と同じ104.8となり、物価の下落に1年ぶりに歯止めがかかった。上げ幅が特に大きかったのは古材・残材(34.2%)、穀物・葉たばこ・種子・飼料(9.5%)、鉱石・金属(8.9%)。動物(-29.0%)、石油製品(-9.6%)、肉・肉製品(-5.9%)、電算機器・周辺機器・ソフトウエア(-4.8%)は大幅に低下した。

卸売物価は前月比では2.1%上昇し、1974年3月以来の大きな上げ幅となった。構成比重の大きい石油製品がプラス10.8%となり、全体を強く押し上げた格好。このほか古材・残材(14.3%)、鉱石・金属(5.9%)で上昇率が大きかった。

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