コメ銀が株式事業でオッドBHFと協業

独金融大手コメルツ銀行は11日、株式分野の事業で独仏系金融大手のオッドBHFと協業すると発表した。収益力強化に向けた経営戦略「ストラテジー2024」に基づくもので、企業向けの株式取引と機関投資家向けのリサーチ分野でオッドの支援を受ける。競争力の低い事業をオッドに委託することで顧客サービスを向上させるとともに、コストを削減する意向だ。新規株式公開(IPO)や転換社債の発行を通した顧客企業の自己資本調達をコンサルティング面でサポートする業務は今後も自ら展開していく。

コメ銀の株式取引業務でカバーできる地域はドイツ、オーストリア、スイスに限られる。オッドのカバー地域は欧州、北米と広いことから、コメ銀は今後、顧客とオッドをつなぐ仲介役に徹することにした。

機関投資家向けリサーチについてはもっぱらオッドを通してサービスを提供していく。

上部へスクロール