製造業受注残高が6カ月連続で記録更新、6月は2.8%増加

ドイツ連邦統計局が18日発表した製造業の6月の受注残高指数(2015年=100)は物価・営業日数・季節要因調整後の実質で前月を2.8%上回る134.4(暫定値)となり、統計開始(15年1月)後の最高を6カ月連続で更新した。同指数の増加は13カ月連続。世界的な景気回復のほか、原料や部品不足に伴う生産調整が反映されたもようだ。

国内受注の残高が4.0%増、国外が同2.2%増と、ともに拡大した。新型コロナウイルス感染症の流行を受けた規制が始まる直前の昨年2月に比べると17.0%高い。

6月の受注残高を部門別でみると、中間財は前月比で0.9%、投資財は3.2%、消費財は4.2%それぞれ増加した。

受注残月(受注残高の対売上比を月に換算)は横ばいの7.0カ月。内訳は投資財が9.7カ月(前月9.5カ月)、中間財が3.8カ月(3.9カ月)、消費財が3.3カ月(3.2カ月)となっている。

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