森精機の独子会社が業績予測引き上げ

DMG森精機の独子会社DMG Moriは26日の決算発表で2021年12月期の業績見通しを引き上げた。1-9月期決算が好調だったためで、売上高を従来予測の約19億5,000万ユーロから約20億ユーロ、営業利益(EBIT)を約1億ユーロから約1億2,000万ユーロへと上方修正。新規受注高も約22億5,000万ユーロから約25億ユーロへと引き上げた。

1-9月期の新規受注高は19億2,860億ユーロとなり、前年同期を62%上回った。昨年上半期はコロナ禍で受注が激減。工作機械の需要は大きく落ち込んでいだ。

1-9月期の売上高は14億5,090億ユーロで、前年同期を11%上回った。EBITは57%増の8,370万ユーロと大きく拡大。売上高営業利益率は前年同期の4.1%から5.8%へと上昇した。7-9月期の増益幅が105%に達し、営業益水準が押し上げられた。同期の売上高営業利益率は8.0%だった。

1-9月期の税引き後利益は5,730万ユーロで、前年同期を56%上回った。

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