ドイツ機械工業連盟(VDMA)が2日発表した独業界の10月の新規受注高は物価調整後の実質で前年同月比19%増となり、9カ月連続で2ケタ台の伸びを記録した。春・夏季に比べると増加幅は縮小している。VDMAのチーフエコノミストはこれについて、コロナ禍で減少していた需要の回復に一服感が出てきたほか、比較対象の昨年10月は受注水準が高かったためだと説明した。
国内受注が13%、国外が同23%の幅で伸びた。
新規受注を特殊要因によるブレが小さい3カ月単位の比較でみると、8~10月は前年同期を実質43%上回った。国内が15%、国外が58%の幅で増加。国外の内訳はユーロ圏が33%増、ユーロ圏外が68%増だった。