3月粗鋼生産2ケタ減に、戦争勃発で

独鉄鋼業界団体シュタールが21日発表した3月の粗鋼生産高は前年同月比11.8%減の332万7,000トンと大きく落ち込んだ。ロシアのウクライナ侵攻の影響が鮮明に反映された格好で、高炉鋼が13.2%減の222万トン、電炉鋼が9.0%減の110万7,000トンとともに減少。銑鉄は12.3%減の204万トン、熱間圧延鋼材は13.1%減の293万3,000トンだった。

1~3月の粗鋼生産高は980万1,000トンで、前年同期を3.7%下回った。高炉鋼は4.7%減の668万5,000トン、電炉鋼は1.5%減の311万6,000トン。銑鉄は5.1%減の614万7,000トン、熱間圧延鋼材は5.4%減の870万6,000トンだった。