ドイツ国内の多くの小売店でクレジットカードと銀行カードが利用できない状態が24日から続いている。米ベリフォン・システムズ製決済端末のソフトウエアに不具合が発生しているためだ。復旧の見通しは立っていない。買い物に行く際は念のため現金を持っていった方が良さそうだ。
不具合が起きているのは「H5000」という同社製端末用のソフト。複数のバージョンで認証エラーが起きる。H5000は旧モデルで、現在は製造・販売していない。主にドイツで使用されている。
ベリフォン独法人の広報担当者は26日、ソフトのアップデートを近日中に行う意向を表明した。顧客の小売店などには準備ができ次第、連絡を入れるとしている。
大手小売店のなかでカードが使えなくなっているのはアルディ・ノルト、エデカ、ロスマン。アルディ・ジュド、リドル、レーベ・グループでは問題が起きていない。