ワイヤレス充電の相互運用性実現へ、シーメンスが米ワイトリシティと協業

電機大手の独シーメンスは9日、ワイヤレス充電技術の米ベンチャー企業ワイトリシティと協業すると発表した。電動車のワイヤレス充電で相互運用性を実現し、市場の拡大を図る狙い。ワイトリシティに2,500万米ドルを投資し、少数株主となる。シーメンスの電動モビリティ事業統括責任者は、同社のグローバル事業網と電動車充電技術をワイトリシティの画期的な技術と組み合わせることで、ワイヤレス充電の普及を加速させると語った。

ワイトリシティはマサチューセッツ工科大学(MIT)からのスピンアウトとして2006年に設立された企業。磁界共振技術によるワイヤレス給電技術を持ち、トヨタ自動車など多くの企業に技術をライセンス提供している。シーメンスもライセンス供与を受ける。

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