独ベルリン州憲法裁判所は16日、同州で2021年9月26日に実施された州議会選挙と州区議会選挙は無効だとの判決を下した。同選挙では実施計画に問題があったことから、本来の投票時間内に投票が終了しないという問題が発生。また、投票用紙が手元にないことからコピーで代替する投票所もあった。投票手続きが正しく行われていれば各党の議席配分が異なっていた可能性もあることから、裁判官は全面的なやり直しを命じた。再選挙の結果次第では州政府・与党が入れ替わり、州政府の代表で構成される連邦参議院(上院)の勢力関係が変化する可能性がある。同州の現与党である社会民主党(SPD)、緑の党、左翼党にとっては大きな痛手だ。再選挙は来年2月12日に実施される。