ドイツ連邦統計局が18日発表した11月の製造業受注残高指数(2015年=100)は物価・営業日数・季節調整後の実質で150.4(暫定値)となり、前月を1.2%下回った。減少は2カ月ぶり。サプライチェーンのひっ迫緩和のほか、同月の新規受注が5.3%減(暫定値)と大幅に落ち込んだことが大きい。
受注残高を地域別でみると、国内が0.6%、国外が1.6%の幅で減った。部門別では投資財が1.4%、中間財が0.6%、消費財が0.3%落ち込んだ。
受注残月(受注残高が売り上げの何カ月分に相当するかに換算)は7.3カ月となり、前月の7.6カ月から縮小した。部門別の内訳は投資財が10.7カ月(前月11.3カ月)、中間財が3.7カ月(3.7カ月)、消費財が3.4カ月(3.5カ月)となっている。