ドイツのフベルトゥス・ハイル労相は19日ロイター通信に、新型コロナウイルスの職場感染を防止するための規則を廃止する意向を表明した。ワクチン接種と感染を通して免疫を持つ市民が増え、重症化する患者が少なくなっていることを受けた措置。4月7日が適用期限となっている同規則を2カ月前倒しの2月2日付で失効させる。政府は長距離公共交通機関でのマスク着用義務を同日付で廃止することをすでに決定していることから、コロナ規制は病院など一部の例外を除いてなくなることになる。
現行の職場感染防止規則は昨年10月に施行された。雇用主は感染防止策を策定・実施することを義務付けられている。