コンチネンタルが独ギフホルン工場閉鎖へ

自動車部品大手の独コンチネンタルは7日、同国北部のギフホルンにある工場の閉鎖方針を発表した。自動車市場が縮小し、価格圧力が高まっていることを受け、コスト競争力の低い同工場を維持できないと判断。生産事業の段階的な移管・アウトソーシングを通し、2027年末までに閉鎖することにした。12月の監査役会で正式に決定する予定だ。

空気供給システムの生産を24年に他の拠点に移管。交換部品(主に空気ばねとコンプレッサー)の生産も同年から他の拠点に移していく。このほかブレーキシステム用のバルブブロックとピストン冠の生産を27年末までにサプライヤーにアウトソーシングする。

これらの措置の影響を受ける従業員は派遣社員を含めて450人に上る。同社はこれらの社員が可能な限り新たな職場を確保できるようにする意向。他の拠点への異動、社内のリスキリング機関での研修、求人活動を行っている同地の企業への転職斡旋を行う。

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