製薬大手の独バイエルは10日、北京大学との協業を拡大すると発表した。両者の戦略学術パートナーシップに基づくもので、基礎研究を新薬の発見・開発につなげるほか、医薬品のバリューチェーンに沿った最先端技術の研究を加速する。バイエルは中国で、同大および清華大学と戦略パートナーシップを締結している。
北京大とは今回、がん、循環器系疾患、免疫学、細胞・遺伝子治療などの分野で協業することを取り決めた。バイエルは共同研究プロジェクトに資金を提供する。北京大には両者の協業の一環で共同研究センターが設置されている。