ドイツ銀が4-6月期減益に

独銀最大手のドイツ銀行が26日に発表した2023年4-6月期決算の税引き前利益は14億500万ユーロとなり、前年同期を9%下回った。法務費や早期退職社員の一時金のほか、景気の悪化を受けて引当金を72%増の4億100万ユーロに積み増したことが響いた。純利益は27%減って7億6,300万ユーロとなった。狭義の中核自己資本比率(CET1比率)は6月末時点で13.8%となり、前年同日を0.8ポイント上回った。

6月中間期の税引き前利益は前年同期比2%増の32億5,800万ユーロで、12年ぶりの高水準に達した。1-3月期が12%増の18億5,200万ユーロと好調だったことが大きい。