雇用情勢改善せず

ドイツ連邦雇用庁(BA)が29日に発表した9月の失業者数は262万7,000人となり、前月を6万9,000人、下回った。夏季バカンスシーズンの終了などを受けて9月は例年、失業者数が減少する。ただ、今年は減少幅が例年より小さく、季節要因を加味したベースでは1万人増加した。労働市場自体は依然として安定しているという。

失業率(季節調整前)は5.7%で、前月を0.1ポイント下回った。前年同月に比べると0.3ポイント高い。

国際労働機関(ILO)基準の8月の失業率は3.2%で、前月を0.2ポイント上回った。

9月の求人件数は76万1,000件となり、前年同月を11万3,000件下回った。求人指数BA-X(2015年=100)は前月を1ポイント下回る115。前年同月比では17ポイント低下した。

上部へスクロール