ドイツ連邦統計局と連邦経済省が6日発表した8月の製造業新規受注指数(2015年=100)は、物価調整後の実質に季節・営業日数を加味したベースで100.4(暫定値)となり、前月を3.9%上回った。受注増は2カ月ぶり。前月は前々月に大型受注が多かったことのベース効果で水準が強く押し下げられており、8月はその反動が出た格好だ。同月は大型受注を除いたベースでも伸び率が3.9%に上った。経済省は製造業の景気が第3四半期に底を打ったとして、年末から年始にかけて景気が徐々に回復していくとの見方を示した。
新規受注を地域別でみると、国内が4.0%、国外が3.9%の幅で増加。国外はユーロ圏とユーロ圏外がともに3.9%増だった。
部門別では中間財の伸び率が最も大きく9.3%に達した。国内が10.8%、ユーロ圏(ドイツを除く)が7.2%、ユーロ圏外が8.3%伸びた。
消費財も8.8%増と伸び率が大きかった。ユーロ圏外が16.4%増と全体をけん引。ユーロ圏は8.9%増、国内は1.7%増だった。
投資財は0.1%の小幅な伸びにとどまった。ユーロ圏とユーロ圏外がそれぞれ1.1%、0.8%増加。国内は1.1%減少した。
分野別ではデータ処理・光学機器が37.9%増と特に大きく伸びた。電気装置(8.7%増)、医薬品(4.0%増)、化学品(1.7%増)も前月を上回っている。自動車・自動車部品は0.7%減、金属製造は2.0%減と振るわなかった。機械は横ばい。
7月の製造業新規受注は当初の前月比11.7%減から同11.3%減へと上方修正された。
新規受注を特殊要因によるブレが小さい2カ月単位の比較でみると、7~8月は前期(5~6月)比で6.2%減少した。
8月の製造業売上高(暫定値)は物価調整後の実質に季節・営業日数を加味したベースで前月を0.4%上回り、3カ月ぶりに好転した。7月については1.0%減から0.9%減に上方修正された。